那須高原(なすこうげん)とは、栃木県北部の那須岳の南側山麓地域を言い、那須岳の標高千数百メートルの地域より東北本線、国道4号が通る標高300m辺りまで、緩やかな斜面が広がっています。
また、那珂川を挟んで那須野が原、那須高原の北西側は福島県の甲子高原に連なっています。
那須高原には那須岳を初めとする登山、ハイキングコースが整備され、那須温泉郷、那須御用邸、多くの牧場、遊園地、ホテル、ペンション、美術館、リゾート施設、ショッピング施設、動物園、キャンプ場、テニスコート、ゴルフ場などの観光、スポーツ施設、別荘分譲地が数多く立地しています。
東北自動車道や東北新幹線が通っており、東京から日帰り可能な日本有数のリゾート地域となっています。
雄大な自然に恵まれ、夏は涼しく、春はレンゲツツジ、秋のリンドウ、紅葉など四季折々に変化に富んだ美しさを楽しむことができます。
那須高原の魅力は、その景観のすばらしさにつきます。
ダイナミックな那須野ケ原、茶臼岳(1915m)を中心とした周辺の山脈を中心とした周辺の山脈、その中にひっそりと息づく、古き歴史の香りを今に伝える史跡の数々。それが一体となって、四季のいろどりを添えて語りかけます。自然と人との対話はつきません。
那須高原(那須町)は、東京から約180キロメートル、栃木県の北部に位置し、雄大な那須連山の山麓に広がる高原の温泉郷と別荘地、八溝の山並みにいだかれた歴史への郷愁と農村の原風景が残る観光と農林業の町です。
御用邸の町としても広く知られ、白煙あげる茶臼岳を主峰に那須連山の自然あふれる景観、緑深い八溝の山々が織り成す四季折々の表情は、訪れる人々にきっと満足していただけるものと確信しています。
テニス、 ゴルフ、釣り、 乗馬、パラグライダー、サイクリング、ハイキング、キャンプ、フィールドアスレチック、他色々なスポーツは快適です。
冬でも、スキー場が那須高原近郊に4箇所あります。また、各種テーマパークや牧場、 美術館博物館も多数あり、何度那須に来ても飽きません。
那須温泉元湯・鹿の湯は、七世紀前半、約千三百年前の舒明(じょめい)天皇の御世に開湯されたといわれます。
狩野三郎行広という者が山狩の際に、射損じて逃げる鹿を追って山奥に入ると、鹿は傷ついた体を温泉で癒していました。
そこで鹿によって発見された「鹿の湯」と名づけたと伝えられています。
公式には、聖武天皇の御世である天平十年(七三八年)の正倉院文書のなかに那須温泉の記録が残されています。
江戸時代には、江戸在府の大名はしばしば那須温泉に湯治に出かけていました。 正保二年(一六四五年)に盛岡城主・阿部対馬守より将軍家に出された湯治願が残されています。これを見ても明らかなように、那須温泉は古くからの湯治場として人気を集めていました。
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の前半に立ち寄った温泉でもあり、殺生石の近くに「いしの香や 夏草あかし 露あかし」の句碑が立っています。
建物は明治時代、玄関は大正時代に建造され、そのままの姿を受け継いでいます。 ひなびた木造建築が、時の流れを拒んだかのような佇まいで、 はるか昔の日本の原風景にタイムトリップしたかのような感覚になります。(那須 鹿の湯HPより転載)